WATANABE KATSUMI

2014年01月20日

中野孝次と渡辺克巳

「渡辺克巳−最底辺から新宿の顔を撮りつづけた男」
中野孝次著「人生を闘う顔」(1982 新潮社)より

中野孝次が写真家渡辺克巳としての人物像を描いています。
ここには、同じく中野孝次著「西行の花−中世紀行」(淡交社)の同行カメラマンだった渡辺と酒を酌み交わしながらの、忌憚ない会話が綴られています。
興味深いのは、中野が渡辺にインド行きを勧めていることです。
日本人の尾骶骨を撮りたいと、新宿の定着しえない人々を撮り続け、そこからの一点突破を試みた渡辺に対して、中野孝次は洋の東西を問わぬ、尾骶骨の普遍性を渡辺に問いかけます。
中野孝次がインド行きを勧めた意図は、「ブリューゲルへの旅」(文藝春秋)/ 「道元断章」(岩波書店)の中にも窺えます。

人生を闘う顔.jpg

人生を闘う顔-2.jpg



posted by 汐花 SEKKA BORDERLESS SPACE at 00:00| Comment(0) | 渡辺克巳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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