一般社団法人 渡辺克巳写真社団 設立
平成25年12月吉日「一般社団法人 渡辺克巳写真社団」を設立いたしました。
現在、物故写真作家の作品保存は、オリジナル・プリントの確保、フィルムの加水分解防止、記録媒体のアナログからデジタルへの急激な変容など、多岐にわたり問題が山積しています。また、この物理的作業を行う当事者が多くの場合ご遺族ということもあり、やはりそれぞれに、保存等のスペースの確保や、当事者自身の高齢化などの問題に直面しております。このような現状をみると、個人の力のみでは長期に亘る保存の継続は困難だと考え、一般社団法人という組織をもって、渡辺克巳の残した写真を50年、100年のスパンでアーカイブしていこうという結論にいたりました。
申し上げたとおり、写真の保存は問題山積で過渡期にあり、当法人も試行錯誤の連続になると思いますが、鋭意努力していく所存でございます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
東京都写真美術館/東京国立近代美術館 収蔵
この度、渡辺克巳の写真作品が、東京都写真美術館及び東京国立近代美術館に収蔵されました。
収蔵にあたって、ご協力いただいた各関係者の方々に深く感謝を申し上げ、ご報告とさせていただきます。
理事 角田光隆